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2017-05-10 | Blog, おすすめ

なぜか世界遺産ではないけれど、どう考えても世界の遺産であるバガン遺跡群に行ってきた

先週、ミャンマーにあるバガン遺跡群に行った。
ミャンマーは現在でも小乗仏教が中心の国なので、前回のブログにかいたスリランカ同様、遺跡が現在も信仰の場。純粋な「遺跡」ではない。どうも私は、この「歴史がありながら、現在も信仰の場である」という場所に弱いようで、今思えばヨーロッパの教会も、バリ島のヒンズー寺院も、スリランカも、バガンも、自分が気に入る場所はそういうところばっかりである。パワースポットという言葉があるけれど、いるだけで時を超えた力に包まれているように錯覚する。カンボジアのアンコールワットは見ごたえがあったが、多くはヒンズー寺院と大乗仏教の寺院なので、現役のお寺である感じは少ない(カンボジア国民の多くは小乗仏教)

バガンに行くには、ヤンゴンかマンダレーから国内線を乗り継いで行く。日本から行くと、深夜便で飛んで、翌日朝の便でバガンに行くか、昼行便で飛んで、経由地で一泊することになる。バガンでは最低でも丸2日間は観光で必要なので、最低でも旅行全体で5日間は必要。成田から直行便のあるアンコールワットにくらべればアクセスはだいぶん悪い。

2,000ほどのパゴダが点在する他に例をみない規模の遺跡群なのに、バガンは世界遺産ではない。修復の仕方が悪かった、だとか近くにゴルフ場や展望タワーを作ったことが原因と言われるが、ミャンマーの政治体制が真の要因だったように感じる(逆にほかの国で、政治的な力が働いて世界遺産に認定されたんだろうな、と思う場所もある)地震の多い地域なので、度々修復が必要になる。2016年にも大規模な地震があった。バガンを世界遺産にする、という署名が求められれば即座にサインすると思う。バガン遺跡に入場するには外国人は20ドルかかるが、この値段ももっとあげても良いように思う。

アクセスは良くないし、世界遺産ではないけれど、夏休みの旅先にいかがでしょうか。

※なんだか旅行ブログ化していますが、ぼちぼち音楽も更新する予定です。

2017-05-03 | Blog, おすすめ

スリランカを旅したら、あまりにも好きになったので全力でおすすめします

4月に1週間スリランカを旅しました。あまりに気に入ってしまって、今でも旅の余韻が残っています。スリランカの素敵だな、と思うところを何点か書いてみました。

2500年の歴史を持つ。

歴史は紀元前5世紀に遡ります。立派な建築や石碑も沢山残っています。
3世紀ごろの公衆浴場には脱衣場もくつろぎスペースもあり、ローマのようで感動しました。

仏教徒には敬虔な人が多い(70%以上仏教徒)

仏教遺跡が現在も信仰の場であることも多かったです。お寺には一番いい服として、真っ白の服を着ていく人が多いようです。私も一応白の服も持っていたのですが、数が足りなくてあるお寺では目立ってしまいました(犬に吠えられました)反省。
親切な現地の方に、お供え物のお花を頂くことも何度かありました。よくある物売りかな、と警戒していたら本当に親切な方でした。反省その2。

紅茶がとても美味しい

イギリスによる占領支配中にもともとあったコーヒー畑が紅茶畑に作り変えられ、今は世界的な紅茶の産地です。キャンディ、ウバ、ディンブラ、ヌワラエリアなど聞いたことがあると思います。スリランカの紅茶は旧国名のセイロンティーと呼ばれています。
産地から港のあるコロンボまで紅茶を運んだ列車が今も残っています。旅行中この列車に乗ることができました。一面緑の紅茶畑の中を
駆け抜けていく爽快感がたまりませんでした。
ミルクと砂糖をたっぷり入れるのがスリランカ流。どこで飲んでも美味しい紅茶が飲めました。お世話になったドライバーさんは、「ティーパックなんて体に悪い。絶対使わない」と言っていました。

半世紀前に日本を救った国

サンフランシスコ講和会議で「日本の独立は時期尚早」との意見が高まる中、流れをかえたのは初代スリランカ大統領ジャヤワルダナさんのスピーチ。仏陀の言葉を引用し、「もう憎しみを忘れ慈愛で返していこう」との内容スピーチを行い、対日賠償請求権を放棄したことで、日本を追及する流れが変わったそうです。またサンフランシスコ講和条約締結後、世界一早く日本と外交関係を結んだのはスリランカでした。

実は最初にスリランカ旅行を計画したのは、この事実を知ったからでした。今でもどちらかというと日本人に好印象を持っている人が多いと思います。日本の支援も多く認知されているようです。スリランカにどんどん行こう。そしてお金を落とそう。

真面目できれい好きな国民性

スリランカでは、時間を守れない人は成熟していない人だと思われるそうです。日本も同じですね。また綺麗好きで、道にゴミがあまり落ちていません。一日に何度も水浴びするそうです。どうかお隣のイ●ドと一緒にしないでください、とのことです。

私がいった範囲では、トイレはあまり綺麗でありませんでした(観光地のトイレもあまり清掃されていない様子)

民間療法として薬草学が根付いている

インドのアーユルヴェーダの影響です。男性が、日焼けにはキュウリとはちみつと水牛のヨーグルトを混ぜたパックが効くよ、と教えてくれてビックリ。なんだその女子力の高さは。悪酔いしたときには頭にレモンの薄切りを貼りまくるといいらしいです。今度やってみます。

アーユルヴェーダの治療院も一度だけ行きました。人生ベストマッサージでした。ジャングルで泳ぐ夢を何度も見たと思ったら、ヨダレで溺れそうになっていました。

正直書ききれない。おすすめのまわり方

他にも、自然が豊か、野菜が美味しい、宝石の産地でいろんな石が安いなど、正直書ききれないです。一週間では全く足りなかったので、もう一回行きたいなと。

今回は車をチャーターして、同じドライバーさんとずっと一緒にまわりました。これまたすごく良い人で、その方のおかげでスリランカの印象がアップしている点もあります。日本語で働いていたので、日本語も話せる方です。紹介しますので、コンタクトからお気軽にご連絡くださいね。


2017.4. シーギリヤ・ロックの頂上にて。

2014-06-14 | Blog, おすすめ

全ては劣化コピーからはじまる。「フランス印象派の陶磁器」展感想

フランス印象派の陶磁器 -ジャポニズムの成熟- @パナソニック汐留ミュージアム

ジャポニズムに影響を受けた、「フランス印象派」の陶磁器展に行ってきました。

フランス・リモージュ磁器「アヴィランド」の代表(当時)がジャポニズムに傾倒し、印象派の画家「フェリックス・ブラックモン」中心に、ジャポニズムを取り入れた磁器を作りはじめたそうです!

はじめは冗談みたいな、「北斎漫画」のお皿から

スタートは、「北斎漫画」の模写をお皿に大胆に載せることでした。これが今みると変で、個人的には「北斎がみたらきっと激怒」「くれてもいらないな」
という代物。ご丁寧にも、どのお皿にも奇妙な北斎風の虫を載せているのが何ともダイエットが捗る感じです。

「劣化コピー」としか言えないような作品でしたが、それは今から見るとそうというだけで、「日本の図柄を取り入れた」「お皿の中央に絵柄を入れた」というだけで革新的だったそうです。

劣化コピー→融合→昇華のプロセス

時代を追って展示を進むと、次第に、「何となく和と洋を感じさせるもの」や、「言われていみるとどことなく日本風」という作品に変容していきます。(単なるジャポニズムに飽きて、でもオーダーが来て投げやりに作った作品も有り)

絵柄だけでなく、素材や釉薬も東洋のものを用いたり、画面の配置にどことなく「侘び寂び」を感じさせたりする作品も。違和感が強烈な作品から、次第にこなれた素敵な陶磁器になって行きます。

ある程度の時を経ることで、「劣化コピー→融合→昇華」と変容していく様子が見ることが出来たのが、一番印象に残りました。

画家はもちろん、スポンサー(社長)が、「こんなのジャポニズムちゃう!もうやめや!」と言わず、長い目で継続したのが良かったのでしょうね!

2014/6/22(日)までの展示です。