【Blog】音楽と向き合えなかった昔と、再開できた今の話。

自己紹介動画を作って、TwitterやYoutubeにあげてみました。

ひょっとしたらはじめてWEBサイトに来てくださる方向けではないと思いつつ、この記事をかきました。
私の人生を一言でいうと、「ふられつづけても永遠に音楽が好き」です。
何度も離れようとしたし、そのきっかけもあったし、実際離れていたときもあるのですが結局いつもここに戻ってきます。

2015年から最近まで、実際ほとんど音楽からはなれていました。
理由の1つは2015年から2017年まで東南アジアのタイにいたこと。
周辺国への旅行や人との出会いが楽しい一方、暗い部屋で(タイのおうちは日差しを避けるため暗いのです)一人で孤独に音楽を作ることへの情熱が薄れた期間でした。
引っ越しがきっかけで音楽の仕事や同人活動といった機会がなくなったのも原因です(オンラインで機会を作ろうとしたらいくらでも作れる時代なので、こちらは言い訳っぽいですが)

もう1つは体調不良。
帰国してある程度時間がたったとき、信じて数年間かよった病院での治療のために体のある場所が不可逆的(もう戻らない)にひどい状態になったことが、大学病院でのセカンドオピニオン、サードオピニオンでわかりました。
病院に通った6年間の時間と、100万円以上のお金が無駄になり、何よりひどい状態になった。
このことがわかったとき、私は眠れず、ストレスでお腹が痛くて食べられず、何も楽しめず、という状態になってしまいました。
いつもなら救いになってくれるはずの音楽を聞いても、ウィーン主席奏者の演奏を生で聞いても何も感じられなくなりました。

そんな状態からまた音楽が楽しい状態に戻ったきっかけは、なんだったのか。

1つはAmazonのAIスピーカーAlexa。CDを再生する気持ちにはならなかったのですが、リビングで手軽に音楽を聞くようになりました。
掃除や料理をしながら、アイリッシュ音楽を良く聞きましたね。

それから、大事な音楽仲間の友人に「自分のバイオリズムを記録すること」を教えてもらえたこと。
手帳に朝から晩まで自分の行動、気持ちや、体の症状を記録しました。
ちょっと調子が良い日に頑張りすぎてしまうこと、1日まるまるつらいわけでもないことがわかりました。

最後のきっかけは、母の手術と入院です。
母とはしょっちゅう電話をしていたのですが、私の体の状態を考慮して手術の直前まで、そのことを教えてもらえませんでした。
私の愚痴にも近い電話は、母の体に悪影響だったと思います。
何をしているんだろうと、激しく後悔しました。ちなみに母は無事手術がおわって退院して、今日もスカイプでBUCK-TICKについて話していました!

そんなわけで、私は今、作曲をはじめた中学生ぶりに楽しく音楽に向き合えています。
ブランクが長く、技術力はおち、情報にはついていけず、楽器は完全に初心者状態、ですが。
音楽が楽しいです。諦めなくて、本当に良かった。